生物兵器を薬に転用

看護師

毒素で筋肉を緩める

美容医療ですっかりおなじみとなっているボトックス注射に用いられているのは、A型ボツリヌストキシンです。他に6つの型があり、型は抗原性によって分けられています。A型ボツリヌストキシンは、生物兵器として第二次世界大戦中海外で研究が進められた神経毒です。この研究を引き継ぎ、医療用に転用され始めたのが、1978年のことでした。眼科領域で斜視の患者に注射したのが始まりで、次に眼瞼痙攣や顔面痙攣などの治療へと広げられていきました。すると、これらの治療で顔に思わぬ副作用が現れることに医師らは気付きます。それは、A型ボツリヌストキシン製剤による若返り効果でした。それ以降、美容医療にも活用され始め、国内では眉間と目尻の表情ジワ治療において効果的であることが認められています。他にもA型ボツリヌストキシン製剤は、脳神経外科領域や整形外科領域、歯科領域など、幅広い領域で活用中です。多くの医療機関で使用されているのは、世界各国で使用され、唯一国内で承認されているボトックスです。美容クリニックでは、ボトックスだけでなく、他メーカーのA型ボツリヌストキシン製剤を使用している場合もあります。ボトックスは安全性が高いことが認められているものの、眉間と目尻以外に使用するときは自己責任の治療となることには注意が必要です。それに、他メーカーのA型ボツリヌストキシン製剤が安全性に問題があるというわけではありません。国際的に承認されている製品も少なくなく、ボトックスより効果が高いと言われている製品もあります。ボトックスには筋肉の緊張を取り除く作用があります。筋肉に注射するとA型ボツリヌストキシンの毒素がタンパク質に作用し、アセチルコリンという神経伝達物質を出せなくします。筋肉に収縮しろという命令が出なくなるので、筋肉が緩むという仕組みです。即効性はなく、効果が現れるまでに1、2日かかり、効果が最大になるのは2、3週間後です。A型ボツリヌストキシンによって止められた神経末端は消滅するものの、新しい神経末端が出てきて筋肉に向かっていくので、作用が継続するのは平均して4ヶ月から6ヶ月となっています。眉間や目尻のシワに対してボトックス注射をした場合には、一定期間眉間にシワを寄せられなくし、笑っても目尻にシワが寄らないようにできます。すっかり深いシワができている場合は解消できないこともありますが、緩和したり予防したりするのには有効です。深いシワを解消したい場合は、ヒアルロン酸注射と併用すると、ツルリとした肌を取り戻すことが可能です。ボトックスの副作用は心配ない、と書いているサイトも少なくないですが、医薬品に副作用は付き物です。効果が強く出過ぎた場合に、脱力や筋痛、発疹などの副作用が挙げられます。ただこうした症状は効果が薄れていくと同時になくなっていくのが一般的で、それほど心配することではありません。気をつけたいのは、注射すべき筋肉を間違えないことです。顔で間違った筋肉に作用すると、4ヶ月から6ヶ月間不自然な表情で過ごすことになってしまいます。注射技術を持った医師にお願いすることが大切です。

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様々な美容効果のある成分

ボトックスとは、筋肉を弛緩させる作用のある成分です。その特徴を活かし、しわやエラの改善などに活用されています。ボトックスを肌に注射するだけというとても簡単な治療方法なので、人気も高く、また効果もしっかりと出るのでおすすめです。

女医

若々しい自分を手に入れる

人気となっているボトックス注射は、手軽に受けることができますしコンプレックスになっている箇所を解決することができます。申込みをする場合にはカウンセリングを受けて、自分にあった方法なのかを理解して申込みをすることです。

カウンセリング

副作用はほとんどない

ボトックス注射は重篤な副作用が滅多に起こらない治療法です。まれに内出血をしたり、薬が効き過ぎて表情が硬くなったりする症状が起こる程度でしょう。また予防的に使うことで、将来のシワ治療にかかる費用を節約できます。

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